邪悪なドールのメイルを作る!


今回は久しぶりに変形するよ!


もう五月ですね、新生活が始まっている居る人も、始まって居ない人も、その辺の事はどっちでもいいのですが・・・ただ私としてはSD三国伝が終わってキット展開もあやふやに成っているので全然楽しい気分に成りませんという程でも無いですけれど、バンダイは今後の展開どうするのでしょう?

特にラスボスのこの人とか↓


真シリーズでのキット化は無いのでしょうか?

そんなこと言ったら、孟獲の南蛮勢や、曹丕とか、どうなる?

ただ、上の人の元ネタが・・・

な、方ですが。

ガンプラ史上でも、現代にいたってもここまで変な形のプラモは無いと思われます。SDガンダム界では、敵のラスボスといえばこういう魚類的なモチーフが使われるのですね。懐かしい。

という事で、ラスボス的な鎧を作りたいぞ!と思ったのが今回の作品作りの始まりでした。

やっぱり悪役系のデザインの方が私は好きなので、友達がみんなアンパンマンが好きでもバイキンマン派でしたしね(笑)

ただデザイン的に誰得感が漂いそうですが・・・


作成前に一応スケッチをしたりします。別に簡単なものならしませんが、今回は気合を入れるぞ!的な。上の絵はラフ図です。もっと頑張れば上手く描けますよたぶん。

このラフを参考にまた製図ソフトで設計図を描きます。

だいたい3回くらい紙で仮組すると、こういう具合に一応形になります。構造的にはこんな具合でよさそうです。デザイン的にかっこ悪い所は逐一修正します。

設計図が出来たら、切り取って素材を切ってゆきます。何時も通りの工程ですが、今回は真鍮の板を使う事にしました。
下の図のように一枚の板から部品を切りだしていくわけですが、真鍮は錫やニッケルと違って非常に化学反応を起こしやすいので、接着剤とかの使いどころを間違うと錆びたり変色したり、取り返しのつかない事に成る感じで、私もちょっとやらかしました。

ただ、柔らかく軽いので、加工は楽です。






他の素材のパーツも切り出します。

まずは、印象的な魚類の頭のようなパーツでも作ります。

上あごのパーツ



下顎



牙&角です↓





次はスカートアーマー





割と今回は装飾もゴテゴテ付けています。悪のボスであれば当然セレブだと思うからです。


肩のアーマーです。

今回は中世の騎士風にします。


真鍮は曲げやすさが良いですね。

最後に土台と腹部。


腹も中世風の甲冑風に金属パーツで行きます。こっちはシルバーで硬質なブリキを材料にします。





設計段階では無かったのですが、デザイン的に寂しいので、腰の辺りには装飾をつるす為の金具を付けておきました。





そして、顔の部分を胴体の土台に固定してゆきます。

割と可愛い!邪悪さが全く感じられなくて残念です。





肩のアーマー



スライド機構があります。鎖はスライドし過ぎない為のストッパーでもあります。

内部。



腰の部分から鎖をつるしてそれっぽくしました。カッコいいです。


完成!!



腹の部分と肩の部分は、接続を組みネジだけにしているので、蛇腹が可動します。


なので、こんな魚の様な形にも成るのですね。

実は口も開閉したりします。



本当に魚のように成ってしまいました・・・











そして、ついに、この魔獣?とドールが合体!!











鎧の頭の部分に胸のふくらみを入れる構造なので、割と胸が大きいドールでも問題なく装着できます♪



これくらいの角度が一番解りやすいかも。










下からアオリで。
鎧の頭の部分の存在感が凄いです。


蛇腹がカッコいいです。



逆に上からフカンで撮影。


上からの方がカッコいいかも。

真横に回ると、再び存在感を増しますね。






ドールとの接続はこのように紐で結んでいるだけです。









ロングヘアーなら後ろがガラガラでも気にならないかも。若しくはコートを着せた上に鎧を装着するとカッコが付きそうですね。









肩の装備はスライドして上に収納される感じに成るので、腕を上げても有る程度干渉を防げます。




目の部分はちょっとデザイン的にピエロの様ですね。





首口の装甲は、ドールが下を向いても干渉しないようにV字型にしました。



スカートアーマーは無駄に着脱可能。




腹の部分が蛇腹状に動くのでこうやって、のけ反っても問題無しです。






逆に前屈とかもできます。






ちなみ背中はこんな感じ。

紙をたくし上げる行為は色っぽくて良いですね。





でも良く考えると鎧着て前屈なんてしませんよね!ただ、腰が曲がるので、お座りも可能です。お座りが出来るのは意味合いが大きいです。でも写真撮り忘れたし・・・


肩のアーマーは解りやすく撮るとこんな感じです。



組みネジを中心に金属部分が移動します。



基本的にこんな感じですが、出来上がって直ぐに撮影したのでちょっと真鍮部分の色がくすんでますね。真鍮は表面がくすみやすいのです。五円玉が錆びやすいのと同じ原理で、皮脂で結構色が悪くなります。

なので、ホームセンターで売っている金属磨きのピカールなどで磨いてあげると光沢が蘇ります。

片方だけ磨いた状態の写真。
ピカールを付けてちょっと拭くとこんな具合にピカピカ。

メンテナンス終了。銀色のブリキ部分は元々劣化しづらいので手入れはあんまり要りませんが、シンナーとかで手の脂や汚れを拭くときれいです。たぶんブリキはメッキしてある物なのでピカールは使わない方がいいです。

輝きが違いますね!





















そんな具合に何か悪のボスみたいな鎧を作ろうとしたら、金ぴかなので味方の装備みたいに成ってしまったのでした・・・


やっぱりワルな感じにするには、黒光りするダイキャストとかじゃないと雰囲気出無いかもですね。そして黒い金属板が売られている所なんて見たこと無いので残念な限りです・・・



さて、話は変わりますが、1/3ドールをお迎えしてから、ミリタリー物や鎧ばかり作っていて普通の服を一着も作って居ない事に気付いたのでした。なので今度は普通の服を作ろうかな?でもそれって私の作品ぽく無くなっちゃうんじゃ?むしろお針子するのはめんどくさいんですよね。でも一着ぐらい作らなきゃ・・・でも別にまあいいかとも思わなくもない今日この頃。

それ以前にこのドールに名前すら付け忘れてるですけどね!

次回の作品にご期待下さい!