DD用金属甲冑製作 その2
前回までは型紙などを作りましたが、今回は完成まで・・・
材料はアルミ板です。DD用ともなると、重量がハンパ無くなりそうなので予め何時もより少し薄めの物を使う事にします。
型紙だけでA4が9枚というヤバいレベル。これからこの形に従って、材料を切ったり、端を整えたり、組み立てたりが待っているかと思うと頭がくらくらします。
金属パーツを切り出して、端を処理した所・・・
この時点で半日くらいかかります。
とりあえずは下半身から作成開始です。
今回はスカートアーマーもリアアーマーも重量があるので、ベルトを使って腰に固定する方式にしました。
背面は、前回作ったレザーアーマーの要領で設計しています。途中に蝶番を設置してドールが背を反った時に邪魔に成らないようにします。
フロントアーマーも大形化+追加装甲という感じで。
下半身はこんな感じで。やはりサイズが大きくなるとデザインが間延びしてしまいがちなので、少し形を複雑にしないといけないのが大変ですね。
上半身は、ベルトで固定する方式です。
脇腹は鎖でガードする様なデザインを採用しました。予め腰のベルトには鎖を止められるように短いベルトを付けて有ります。
胸のアーマー。
やはり、デザインの間延びを避けるために胸に装飾を施してあります。
今回は、腰ベルト採用と言う事で、膝のアーマーも作りました。
肩のアーマーはオビツ50用のものを流用しつつ肩部との接続方法などは変更してさらに可動範囲を増やしています。
ガントレットは基本的に構造は同じです。何故ならオビツ50とDDは腕については其処までサイズが変わらないからです。
しかし、掌はかなり大きさが違うようなので、場所によっては大きさだけ帰る程度の改造で製作出来ました。
今回はマントも製作。
そして、これらを合体させる事で、遂に完成!!
思ったより重装備な感じです。やはり、ゲームのキャラの様に体にピッチリみたいなデザインは物理的には不可能ですね。まあ、これはこれで気にいってます。
マントは付け根の方向を変えるとこんな具合に付ける事も出来ます。
肩のアーマーも良く動くので、だいぶ雰囲気を変えられます。
マント無しバージョン
背後
ポーチはもちろん開閉式。多少大型化しています。
腕の可動も今までの甲冑の様に腕を水平に上げたり・・・
今回は、肩のアーマーの接続に回転する軸を採用しているので装甲を外にずらす事でこういったポーズも出来ます。
もちろん、肘のアーマーも動きます。
又、脇のアーマーもあるので、こういったポーズを取っても二の腕が目立たないのもポイント。
アクションポーズを決めてみたり。
今回は膝のアーマーもあります。もちろん装甲は可動式。
何時も通り座ったポーズもOK。
胸のアーマーを外した所。
今回は脇腹のベルトと磁石で固定する形なので、今までより付けやすいというか、外れやすくも有るのですが・・・胸の上のDカンにマントを繋ぐ感じです。モデルはDDdyなので、DDの場合もたぶんL胸の方が装着感が同じ様に成るかなぁと思います。M胸だとホールド感が弱いかも。
という感じで、60センチサイズの甲冑でした。50と60。近いようで実際作ってみるとだいぶサイズが違って苦心しました。
しかし、あまりにも生産性が悪いので、次のイベントまでに何個も作るのは不可能・・・と言う感じで量産型のプレートアーマーを作ってみようかなぁという事で、新規にデザイン。
胸〜腰にかけての装甲を一体化し、背中のアーマーも簡素化。肩のアーマーも片方だけにする形で生産性を向上させる方針です。
そうです、今まで作っていたのをガンダムとすると、今度はジムを作ろうと言う事です。
そして、次回に続く。